サバンナの歩き方(2)
「草食動物と肉食動物」
最近、本をよく読むようになった。
今まで活字嫌いだったのに・・・。
よく読むので、本屋にも行くようになった。
結構、この所作がクセになる。
平積みしてある本を覗くと、
人がどんな事に興味があるのか、
並べてある本を通じて伝わってくる。
今の季節、本屋の棚は「真っ赤」で埋め尽くされている。
その多くは年賀状がらみの本。
パソコンで手軽に作ることができるようになってか、
激しいぐらいに増えている。
今からそんなに祝ってどうするのか?
とも思うのだが・・・。
年賀状は、毎年自分で作ると決めている。
人の力を借りて、そこそこのモノができたとしても、
まず、自分が全然面白くない。
自分が面白くないものは、
他人が面白く無いわけがない。
そう思っている。
世の中には、
年に一度の挨拶すら代行する方々がおるんや・・・。
人の威を借りる行為はここまでに及ぶと、
現在の世の中は自分だけでできる事って、
どれだけ小さいのやろっ?と、
悲しくなってくる・・・。
僕らのヨロイはどこまで剥がされるのだろう・・・。
確かに便利になったけど・・・。
サバンナに、どんどん肉食動物が増えていく。
喰って喰われてのサバイバルレース・・・。
そんなサバンナの状況を反映してかどうかしらないけど・・・。
「リーダー」とか「できる人」とか「稼ぐ人」とか・・・。
強い肉食動物になることを吹聴する本が棚にビッシリ並んでいる。
本来、肉食動物ってサバンナの中の少数派だったはずだ。
サバンナの住人って、草食動物が大半だったはず・・・。
「喰って、喰われて」が大好きですか?
大好きではないでしょう?
僕は嫌いです。
このブームで困るのは、本来草食だった人が、肉食のコスプレをすること。
つまり・・・、
「虎の威を借りる」人達が多いって事。
そんなコスプレ好きの人々は、
しきりに、
「この本を読め!」「この研修を受けろ!」
と、周囲を肉食に改善しようと躍起だ。
そうすれば、この閉塞した現代を打ち勝てると思っている。
お前はどうやねん?
どうせ「コスプレ」でしょ?
肉食動物の趨勢は、草食のそれよりサイクルが早い。
本当は、もっとおぞましい世界なんだと思うのだ。
けれど、コスプレ族は一向に気にしない。
自分の「インチキ肉食スタイル」を貫き通す。
だってコスプレだもの。
ガワは朽ちないから・・・。
結局、肉食になりきれずにすごすごと撤退するだけなのに・・・。
幸せですね、本当に幸せですね・・・。
いつか誰かに喰われてください。
喰われたくなかったら、誰かを喰い散らかすまでです。
あなたにそんな度胸が無いのなら、
早めにその偏屈なコスプレ癖を治すことを進めます。
あなたが肉食でないことは、
サバンナの屈強な肉食君が見抜いています・・・。
本格的に狙われる前に、
早く元に戻ってください・・・。
草食でも狙われる事は狙われますが、
数が多いですから、そうターゲットは絞られることはありません。
お願いです、早く戻って来てください・・・。
さて、僕は肉食、草食、どちらになるのだろう・・・。
僕は、肉食でもなく、草食でもなく、
「夜行性」を志向しているように見える。
夜行性だったら干渉も少なく、
平穏にサバンナを生きていけそうな気がするから・・・。
だから、僕は音に敏感なのだろう。
僕は電話の早取りが得意だ。
最近は、電話のベルが鳴る前に受話器を取るという、
あまり意味の無い得意技を身に付けている。
夜行性って、音に敏感でしょ?
これが、僕が「夜行性」かもしれないと自覚している根拠。
僕は夜行性になるために日々努力をしている。
けれど、それはあまり理解されないかもしれない・・・。
理解されないどころか、
ある人にはその行為を、
「自意識過剰」
と笑われた。
僕はその人が嫌いだ。
さらに、相当のコスプレマニアの草食ときた。
僕は言ってやりたい。
「貴方の方こそ、自意識過剰ですよっ!早く治さないと、喰われますよっ!」
って。
でも言えない・・・。
夜行性は色々と気を使わなくてはならない種族だから・・・。
こうやって悶々とした気持ちを抱えながら、
今日も僕はサバンナを彷徨っている。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
〈僕等が生きている世界は、まるでサバンナのようだ〉
コラム「サバンナの歩き方」byPDP(Punk-the-Disco-Project)
| 固定リンク
「サバンナの歩き方」カテゴリの記事
- サバンナの歩き方(9)(2005.03.27)
- サバンナの歩き方(8)(2005.02.22)
- サバンナの歩き方(7)(2005.01.25)
- サバンナの歩き方(5)(2005.01.11)
- サバンナの歩き方(6)(2005.01.12)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/28350/1952497
この記事へのトラックバック一覧です: サバンナの歩き方(2):

コメント