サバンナの歩き方(7)
先日、久しぶりに地元に帰省した。
ほぼ、1年くらいの帰省。
地元の群れは、暖かかった。
家にも帰った。
我が実家の一番の長、婆ちゃんは
90を越えても未だ元気だった。
婆ちゃん子である僕は、
そのクシャクシャの笑顔を見るのが何よりホッとする。
ともかく、
地元の群れという群れは温かかった・・・。
ふと、
帰ってみてもいいのかな・・・。
そう思う程だった。
けれど、
悲しき夜行性動物の性。
じきに我慢できなくなってくる自分が見えてくるのだ。
地元の人々は、
サバンナにどっかと根を下ろしている。
揺るぎない、田舎の空気の中で、
抗うことなく穏やかに時間を過ごしている。
実態はそうじゃないのかもしれない。
再会した仲間の中には生活に汲々としているものいるだろうし、
僕も、彼等の生き方を批判できる程、
高尚な生活をしている訳でもない。
けれど、自分自身が不安定な夜行性動物の身。
どっかと根を下ろし、
ゆっくりをこの大地を歩くことが不可能な生き物なのだ。
興味があることがあれば、東へ赴き、
嫌な事があれば、西へ走って、陽が落ちるのをじっと待つ・・・。
「故郷に住む、新たな群れを育む」という宿命に、
どうも逆らっていく自分の姿がある・・・。
故郷に愛着はあるし、
地元の友人も大好きだ。
けれど、
甘えてしまったら・・・。
何もならない。
そんな複雑な気持ちを孕みながら、僕はサバンナを歩いている。
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〈僕等が生きている世界は、まるでサバンナのようだ〉
コラム「サバンナの歩き方」byPDP(Punk-the-Disco-Project)
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