下北沢によせて
ゆらゆらと夢の揺り籠ざわざわと 下北沢は変わってしまう(PDP)
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下北沢11648(from bsd)
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ケツメイシの「東京」を聞いていると
なぜか下北沢の事を思い出してしまう。
今年の祇園祭(山鉾巡行)で
京都に住み始めて丸3年になる。
本当はもう少し前に来ていて
夜行電車に乗ってきて
朝の京都駅に放り出された虚無感は
かつて体験したことのない事だったから
そっちで日付をカウントすれば良いんだけど
何かその記念日にインパクトが欲しくって
そうなってしまった。
引越当初は
何かこんなシチュエーションだったなぁ……
歌の中では上京する内容だけど
何故か引越してきた当初の記憶が
ライムとともに頭の中に流れ込んできた……
会社に勤めて2年半……
苦しみながらも何とか頑張って行こうと
思い始めていた矢先の突然の辞令だったから
何が何だか解らなかった……
今は京都生活をエンジョイできているから
そうでもないけれど
当時は心残りが滅茶苦茶あった。
大学・社会人と過ごした都合7年の東京生活……
とはいっても大学時代は23区外
社会人時代は近いとはいえ埼玉だったから……
あんまり大きな声では言えないけれど(笑)
僕の東京生活の中心には
「下北沢」
があった。
これは間違いない。
当時からそんなに近くにはいなかったけれど
決定的に離れてしまうのはもの凄く寂しかった記憶がある。
本当に真逆のシチュエーションだけど
「東京」にそんな記憶をついつい重ねてしまう……
何か苦しい事があると
決まってヴィレッジヴァンガードへ駆け込むのは
その時から変わっていない瞬間だ。
不意に時間が空くと
古着屋巡りをするクセも変わっていない。
クヨクヨする性格なので
結局ウインドーショッピングで終わってしまうのも
昔のままだ(笑)。
「Pは結局買わないんだよなぁ……」
とボヤく連れは何代目になっただろうか(笑)。
そんな下北沢の思い出を
ちょっとだけ思い出してみた。
※
僕にとって
最初の衝撃はアンゼリカの「みそパン」だった。
東京の大学に進学して
右も左も解らすに家のテレビに齧り付いて
一日を過ごしていた頃……
画面から発する匂いに誘われて
いてもたってもいられなくなって
京王線に飛び乗って明大前で乗り換えて
気づいたらあのザワザワとした街に立っていた。
それからというもの
大学の授業のヒマを見つけては
下北沢駅からアンゼリカに直行して
みそパンを囓りながら
ブラブラと街を探索するのが楽しみだった。
忘れもしない
大学に入って最初のナンパの台詞は
「下北沢においしいパンを食いにいかない?」
だった。
思い出すと顔から火が出るくらい恥ずかしい(笑)。
無理もない。
その当時の僕と言えば
イケてる洋服屋といえば
「ユニクロ」
としか答えられない
正真正銘のド田舎物だったからだ。
あの当時の僕をよく知る連れには
「あん時からPは相当進化したよなぁ……」
と茶化される。
ただし……
「性格はまだかなりキテるけどね(笑)。」
という注釈付きだけど(笑)。
みそパンがなかったら
僕は東京に馴染めずに引き籠もって
「ハード電車男(HD?)」
な大学生活を送っていたかもしれない(笑)。
大学も都心から遠かったし……。
そんな僕も多少突っ込まれる部分はあるものの
都会の中で指をさされずに細々と生きている……。
僕の頭脳の多くは下北沢から始まって
そして育まれてきたと断言していい。
新宿で飲んだくれたこともあった。
クラブイベントのサークル参加して
渋谷のクラブでアフロのズラを被って
騒いだりしたこともある……
みんな下北沢に出会ったからできた。
下北沢は現在の僕を形づくった教科書みたいな存在だった。
シカゴや朝日屋用品店には
何度も古着を探しにいった。
今でもその時に買ったネルシャツや
ベロアのジャージを愛用している。
僕のセンスをぼやいてくれた当時の連れに
(今でもその関係は続いているけど)
「ベロア番長」
と有り難い名前を付けられたのも
楽しい思い出だ(笑)。
王将近辺の激安スニーカー屋に
当時流行ったジョーダンのバッシュが無いかと
探し回ったこともあった。
それからアディダス党に乗り換えた僕は
下北沢で買ったセーフティーシューズを
ボロボロになりながらも今も履き続けている。
下北沢シアターに「東京ゴミ女」を観に行った。
こじんまりとた雰囲気は何となく覚えている。
ヴィレヴァンは、行く度に、
新しい発見に心躍らせながら歩き回った。
どれも
みそパンが起点で広がった街の光景だ。
香ばしい匂いにウキウキしながら外を出ると
低い建物の隙間から青空が広がっている
そこで深呼吸してからパンを頬張ると
何倍にも旨さが倍増する。
家に持ち帰ったことがあったけど
同じ味ではない。
そんな訳で
下北沢と僕を結んでくれた
あのパンの味は感謝しきれないくらいだ。
※
そんな僕の思い出が詰まった下北沢が
区画整理で変わろうとしている……
より便利にしていこう
という意図は解らなくもないし
付近を通る環七は環八と同じくらい渋滞が酷くてで
キレそうになった経験があるから
渋滞の緩和のために
道路を作ろうという発想は理解できなくもない……
けれど
けれど
けれど……
その利便性の追求と下北沢の街の温かみを殺す行為は
本来別であるべきだ。
ノッポのビルが林立するだけが
街に人を呼べるとも思えないし
そもそも下北沢は
そんな都市化の流れに対立することで
独特の個性を育んできた所だ。
都会の真ん中で
ポッカリと空がゆったりと見渡せる街がある……
そんな朗らかな雰囲気の中
こじんまりとした店や劇場が
ここしかないもの
ここでしか表現できないもの
を表現するために今日も頑張っている。
だから人は下北沢に特別な感情を抱く……
僕もその一人だ。
※
そんな下北沢を守ろうと
頑張っている人達がいます。
篠田算さんに教えてもらいました。
再開発でどうなっていくのか
京都にいる僕には
情報を貪るしか手はなさそうだけど
ささやかながら「反対」に手を挙げた次第です。
あのゴミゴミ・ザワザワした雰囲気に
もう一度自分の身を置きたいという
ささやかな願望だけはあります。
※
ケツメイシの「東京」がもうすぐ終わりに近づいている……
歌の中では
東京の忙しない生活の中で
「君」は思い出になってしまったけど……
下北沢は
そんな感傷的な存在で語りたくない。
現実に走り続ける「夢」があったって
良いではないか。
いや下北沢はいつまでもそうあって欲しい。
京都から
強く祈っています。
あんまり変わって欲しくないなぁ……。
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受信: 2007年5月24日 01:36

コメント
中野さん>
コメントありがとうございますっ!!!
>ご無沙汰してました。
いやいや……
こちらこそご無沙汰してまして……
>私が知っている下北沢よりずっと新しめの下北沢かなあ・・・?
だいたい7~8年前の記憶を辿ってみました(笑)。
ここ3年くらい行ってないので
今行ったら
街並みが大分変わっていると思いますが……。
どうでしょうか……?
あれだけ
自分にマッチする場所はなかなかないので
すごい気になっています……
アンゼリカはこちらにありますよっ!
http://gourmet.livedoor.com/item/600/i19292736/
ちょっと厳し目の評価が気になります……
投稿: PDP | 2005年7月25日 21:33
ご無沙汰してました。
私が知っている下北沢よりずっと新しめの下北沢かなあ・・・?
とはいえ、シカゴや王将近辺の激安スニーカー店(^^。
共通した思い出もある。
みそパン食べてみたくなった。
Save theみそパン。
Save the 下北沢。
投稿: 中野玉子 | 2005年7月24日 23:25